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薪割り・輪切り体験(富士宮第二中学校)

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(2023.2.27)

今回も社長は中村さんのご指導のもと、中学生の薪割り体験活動に参加させていただくことになりました。
この活動は毎年行っているのですが、林間学校で使う薪を自分たちの手で作るという体験授業です。富士宮第二中学校の生徒さんたちが体験してくれました。

この体験でいつも使用するのが「キンドリングクラッカー」と呼ばれる、少ない力で安全に簡単に薪を割ることができる道具です。
この道具を使って、自分たちが火をおこすために必要な大きさに薪を割っていきます。焚き付け用の小さい薪、大きい薪、どのように割れば必要な大きさの薪が割れるのか考えながら薪割りを進めます。

実はこのキンドリングクラッカーは、なんとニュージーランドに住む13歳の女の子が発明しました。毎日斧で薪を割るお母さんを見て、大変そうでケガをしないかといつも心配していて、お母さんをもっと楽させてあげたいなと、そんな優しい心遣いから考案されたのがこのキンドリングクラッカーなのです。

社長がいつもこの活動を通じて生徒さんたちに伝えるのは、
みんな今、大人になったら何になろうかと考える年ごろだと思うけど、自分が仕事をしていて感じることは、人のためになる事や地域のためになる事など、自分じゃなく誰かを幸せにできる事をしていると、なぜか物事が上手く進むし、その結果自分も幸せになれるんだよ、ということです。
この女の子のように誰かのためを考えて行動することが大切で、自分の行いがどのように社会に貢献されるのか、利益や損得ばかりを考えていては大事な仕事は続いていかないということを今後もこのような活動を通して伝えていきたいと仰っていました。

また木の輪切り体験も一緒に行いました。
のこぎりで輪切りにした木を、コースターにするためにやすりがけをして磨くのですが、木に触れ無心でやすりがけをすることで、知らず知らず木への興味も生まれます。
年輪を見つめ、どのような年月をこの木は過ごしたのか、普段の生活の中ではなかなか感じることのない思いを、自らのやすりがけを通して少しでも感じてもらえたら嬉しいですね。

今は何気ない体験授業の一環であるかもしれませんが、そのときの実体験は大人になって思いがけないところで思い出したりするものです。
一人でも多くの子どもたちに、森の大切さを感じることのできる思い出をひとつでも多く持ってもらえるよう、これからも様々な活動に参加し続けていけたらと思っております。

そして今回も前回に引き続き新聞に掲載していただきました。関心を持っていただき、本当にうれしく思います。これからもたくさんの子どもたちがもっと木や森と触れ合える場ができる事を願っています。

記:ハヤシ

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