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社員インタビュー

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(2024.7.20)

今回は入社2年目の期待の新人、健太郎さん(36)へインタビューさせていただきました。なかなか林業と出会うきっかけなど無い中で、彼はなぜまったく違う職種から転職することになったのか、少しお話を聞いてみました。

-前職ではどんなお仕事をしていたのですか?
パティシエ、お魚屋、ペンキ屋、製造工場で働いていたことがあります。その頃は森には全く興味がありませんでした。

-本当にまったく違う職種でしたが、林業に興味を持ったきっかけは?
薪ストーブとの出会いからでした。薪ストーブがある家にあこがれ、念願かなって6年前にそんなあこがれの家を建てることができ、いざ薪を手に入れようと木に関する会社を調べているうちに林業という職種に出会いました。

-入社のきっかけは何だったのでしょうか?
興味を持ったらもう一直線で、造園会社や林業会社に片っ端から電話やメールをしていました(笑)人手を募集しているとかそんなことは関係なく、とにかく自分が森に関わりたいという強い思いを聞いてほしいという一心で。そんな中でこの会社にもメールを送らせていただき、今の社長と出会い、入社することになりました。

-健太郎さんの林業に対するイメージは?
やはり入社前に持っていた林業のイメージは、重機でどんどん山へ入り、チェーンソーでたくさん木を伐るという漠然としたものでした。しかしこの会社に入社し、こんなにも山を大切にし、山に入らせていただくという思いを常に忘れず、さらに人との関わりがメインの仕事なんだということを知り、林業のイメージがどんどん変わっていきました。
また、1つの山に所有者さんが1人ではないということにもかなり驚きました。実はたくさんいるんです。あとは…やはり思っているより、かなりの肉体労働ですね。

-「人との関わりがメイン」とは具体的にどのようなお仕事なのでしょうか?
「営業」「プランナー」「現場」、この3つの仕事を別々の人が行う会社もありますが、この会社では1人が責任をもって最初から最後まで行うことで、より山の所有者さんにとっても山にとってもメリットとなるように仕事を進めていきます。そのためには所有者さんとも現場の人とも密接に関わることになっていきます。

-社長から健太郎さんは実はすごい人見知りと伺っていますが、営業をやるのは大変じゃないですか?
やはり最初は、林業なのに営業もやらなくちゃいけないのかと正直思いました(笑)でも社長と一緒に仕事をして、どんどん山の所有者さんと関わっていくうちに少しずつ自分の気持ちも変わっていきました。

-林業をやっていて楽しいと感じることは何ですか?
人見知りだったはずなのに、今は所有者さんと話せることが一番楽しいです。自分で現場にも入っているから、山で見て感じたことを自分の熱い気持ちのまま所有者さんに伝えることができるし、そこからまた所有者さんの思いを現場の仲間へ伝えて、みんなで山を守っていると感じることができ、良い仕事だなと思います。

-では逆に大変なことはありますか?
やっぱり書類を作るのはまだまだ苦手な部分です(笑)でも違う人が事務作業・現場作業など分けて仕事をすると対立することもあるけど、一貫して最初から最後まで自分でやることで、どのポイントが大変な部分なのか知ることができるので、書類作成もがんばっていきたいと思います。

-今後林業を通してやってみたいことはありますか?
山全体を使ったアトラクションを作ってみたいです。マウンテンバイクコースやバギーコースを作るとかいいですね。あと山で狩猟したお肉でBBQなど開催して、所有者さんと交流したりもしたいです。

-いつか独立したいとお聞きしましたが、プランはありますか?
最初は10年後の独立を目指していたのですが、正直厳しいです。仕事を覚え始めてからさらに厳しさを知りました。でも林業での独立は難しくても、木に関わる仕事を続けて、地元に貢献していきたいという気持ちは変わりません。どんな形でもいいから、将来地元に恩返しできたらと思っています。

-最後に林業を目指す方へひとことお願いします。
山を愛して、山を楽しめる人はきっと林業に向いていると思います。あっ、方向音痴は命とりなのでちょっと気を付けてもらいたいです(笑)
最初は暗くて雰囲気の悪かった森を自分で間伐して、たくさんの光が差し込むように変えて、その中で食べるお弁当は本当に最高です。風も匂いも景色もすべて違って見えて、お弁当が数倍おいしく感じるので、ぜひそれを経験してもらいたいなと思います。

三島で暮らす健太郎さんは、仕事とは別に自分の地域でも環境教育を行っています。そのきっかけは子供と一緒に行った、自治会のクリスマス会でした。工芸・工作・お話会など自治会では様々なことをしていて、自分にも何かできないかと思ったそうです。

仕事をしているとやりたいことがどんどん出てきて、なかなか追いつかないと話していました。山に入らせてもらうときは山のすべてを感じたいし、また恩返しをしたいという気持ちになるそうです。フリーランスで入ってくれる現場の方々も、人見知りだった健太郎さんにどんどん話しかけてくれて、現場では年齢を忘れてしまうほど楽しいと語ってくれました。社長も健太郎さんの今後の活躍におおいに期待されています。

記:ハヤシ

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