森林施業では、植栽・下草刈り・枝打ち・除伐・間伐・皆伐の流れとなり、再び植栽するサイクルになります。
このサイクルで森林を守り、育てる事で森林の公益的機能を維持する事ができ、
森林の価値を上げることにつながります。
一定の条件を満たせば下記の作業を支援する様々な措置(補助金)を受けることができます。


植栽

植栽とは、森林にスギやヒノキの針葉樹や、クヌギやコナラなどの広葉樹を植えていくことです。
また、富士宮市の富士山麓では、シカ等の食害被害があるため、植栽と合わせて獣害防止柵と呼ばれる、ネットを設置することもあります。

下草刈り

下草刈りとは、植栽した苗木の成長を妨げるような草を、取り除く作業です。昔は鎌を使って行っていましたが、現在では、刈り払い機を使用しています。また、草が繁茂する場所では、年に2回行うこともあり、夏場に行うことも多いため、大変な作業です。

枝打ち

木が生長してくると、当然枝も伸びてきます。伸びた枝をそのままにしておくと、隣り合った木と枝同士がぶつかり、林の中が暗くなってしまいます。また、枯れた枝には虫が入りやすくなります。そこで、のこぎり等を使い、枝を切っていきます。枝を切ったところは成長をしていく中で、表面が覆われ、枝の跡がわからなくなります。

間伐、皆伐

植栽の時点では、苗木同志の間隔があいていますが、成長していくと、隣との間隔が狭くなってきます。そのため、間の木を間引いていく必要があります。間伐を行うことによって、木と木の間隔が広くなり、さらに太く成長することができます。皆伐とは、一定区域内の立木をすべて伐採することを言います。皆伐した森林には、新たに植栽を行い、下草刈り・枝打ちと続いていきます。

木材の搬出・運出

間伐・皆伐で伐採した木は、枝を払い既定の長さ(3m、4m等) に伐ります。その際、木材の曲がり具合を確認しながら、まっすぐな材となるように注意しながら長さを決めていきます。短く伐った木材は、林内から山土場と呼ばれる木材の集積場所へ一時集められ、そこからトラックに乗せ木材市場などへ運搬します。


森林を整備してく為には「どこの木をどう出すか」、
森林作業道を計画するのであれば、地形や土質の調査も欠かせません。
森林所有者の負担を減らし、還元を最大化できるようなルート、プランニングは
現場の経験やノウハウが無いと難しい事です。
森林や木のことで何か気になる事があれば、お気軽にご相談ください。

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